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新婚旅行から帰って
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帰宅後のポイント
婚姻届はすみましたか
もしまだでしたら、至急に届けをすましてください。入籍していないと、申すまでもなく夫婦として法律的に認められませんし、万一の場合、妻の権利も主張できないこととなります。また転入届や住民登録も早くしないと、米の配給を受けられませんし、選挙権も早く獲得できない破目となります。結婚通知状は早く結婚は私事であるとともに公けのこと。必ず通知状は、知る範囲の方々に出して、はっきりとさせます。ご披露はしなくとも、通知状は送るべきです。結婚を知らせ、(媒酌人のあった場合は、その旨も書く)今後ともご指導をとの意味を簡単に記し、新居を知らせます。新婦の旧姓を入れるのをお忘れなく。最近は横書きが多くなりました。印刷の場合は、親しい方には自筆の添え書きがちょっとでもあると、いっそう心のこもった感じでうれしいものです。次に、坂元さんの結婚通知状をお目にかけましょう。
結婚のごあいさつと新居のお知らせ
菊日和の11月15日わたしたちは波多野完治勤子両先生のおなかだちにより結婚いたしました。新生活に乗り出してみたものの、まだ右も左もわからないような始末ですので、どうか以前にもまして、よろしくお導きくださるようおねがい申し上げます。なお新居は下記のこじんまりとした借家です。お暇のときには励ましのお声をおかけくださいますよう。 12月1日 東京都調布市金子町 坂元昂 文子 (旧姓今井)
お祝い品の整理とお返し
秋葉夫人は、帳面を一冊作って、お祝い品の品名、店の名、いただいた日、お礼状を出した日を記し、お礼の残った分は旅行から帰ってからできるだけ早くすまされた由。目上の方には、白の便箋、白封筒がていねいでしよう。じょうずにいただいたお祝い品は少しも重ならず、家庭にちょうほうなものばかりで、多くの愛情に包まれて生活しているみたいと言った方があります。
ご披露にお招きした方には、お祝いのお返しはふつうしませんが、特別お世話になった方とか、今後お世話になる方とか、またお招きできなかった方々には、お礼の気持として記念品を贈ることがありますが、これもなるべく早いうちにすませましょう。
親しい方々には、二人の晴れ姿やスナップがかえって喜ばれます。アルバム作り式から披露、新婚旅行と、思い出の写真のアルバム作りは楽しいお仕事の一つ。
はじめから写真の大きさを定めて
池母昌弘さんは、アルバムにはじめから写真の大きさを予定して線を引き、その余白に披露宴に参列のお客さまに、控室におられる問に、お祝いのことばやサインをしていただきました。漫画なども出て、写真とともにおもしろいコントラストを見せたアルバムとなりました。
その日の新聞を使って
これはまた変わったアルバムで、その日の新聞のニュースや広告文をいろいろ組み合わせて、おもしろく説明をしたもの。これは友人が撮影、作成して、新夫人にプレゼントしたもので、このごろはアマチュア写真作家が愛用のカメラを動員して、なかなかよい写真を作り、お祝いとしてあげることも一つの流行のようです。
列席者の名を全部書く
アルバムに招待状、席次、結婚通知状などと、その日の記念品をはりつけるほか、列席された方々の名前を全部記しておく方もあります。お茶の会で三〇〇人近くの方々に祝福していただいた湯浅夫人は、お客さまのお名前を一つ一つ書きながら、何よりも尊い記念品と感激しておられました。
注意として
写真のはり方は、やはり順を追うにしても、見た目も美しくあんばいすること、説明も楽しく書ける余裕を見せてはるように。のりは防腐剤入りのものは変色するので、必ずアラビアのりか、写真のりを使うこと。ネガは不要な部分は捨て、カバーの薄紙にも、撮影の年月日、場所、被写体を記入し、桐箱に乾燥剤を入れてしまいます。湿気は厳禁。カラープリントのカビは、ぼたんバケでそっと払うこと。
里帰りは
家と家との結婚のときは、里帰りしてゆっくりとお嫁さんの休息ということもありましたが、最近は二人の生活が主となっていますから、里帰りというよりも、つごうのよい日に、二人で軽いおみやげを持って里の両親にあいさつに行く程度が多いようです。伊藤さんは、新婚旅行から帰ってまもなくおしゅうとさんに連れられて里帰りをした娘(岡田夫人)が、(ご主人は出勤のため)二泊の予定がもうその翌朝、そわそわと帰り支度しているのを見て、ちょっとさびしい気もしたけれど、やっぱりこれでいいんだ、ほっと安心しましたと、親心を語っておられました。
早く新家庭の設計を
新婚当時はお客さまも多かったり、最近ではご披露にお招きできなかった方や、特別親しい方を、奥さんの手料理で三人、五人とお招きしてもてなす方も多く、また任地で、同僚に奥さんを紹介とお近づきの意味もかねて、人数を分けて、つこうのよい日にお招きするという例もあります。こうして当分は外出も多く、出費もかさみがちですが、早く正常な家計にもどしましょう。そして将来の目標に向かって、一歩一歩、明るい堅実な生活を築いてゆきましょう。
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